こんばんは。もうすぐラマダン月も終わり、イドゥル・フィトリ(断食明け大祭)が今週末へと近づいてきましたね!
▼ラマダンについて概要、過ごし方の注意などは以下の記事にまとめましたので、興味がある方は参考にしてください。
ラマダンはクリスマス前の断食と似ていて、断食月が終わる日はまさにクリスマス!当日!多くのインドネシア人が家族と過ごすために大移動をする時期なので、私の寮は30室ある内、7部屋(ワンルームなので一人一部屋、つまりいつもは30人いるところ7人)しか人が残っておりません・・・。そして実は私もレバラン/イドゥル・フィトリ/断食明け大祭に向けて、馴染みの土地に帰る予定を立てております。とても楽しみ!
さて、せっかく断食明け大祭を楽しみたいなら、やっぱり断食をやったほうがより楽しめるのではないかという安易な発想によって先日から断食をしております。
ただ、前回ガチで水も飲まない断食に挑戦したところ体調を崩しましたので、無理は良くないと思い、水分はオーケーということにしました。
▼断食後に頭痛と高熱に見舞われた断食初挑戦の記録です。
ちなみにこの断食、妊婦さん、生理中の女性、病人などはやらなくていいことになっているのです。その代り元気になったら、休んだ日数分振り替えましょうね、という話もあるみたい。そういうことなので、断食やって病人になってしまっては断食どころかレバランも楽しめないではないかと思っての判断です。
前回は、とりあえずガチ断食つらかったという記録だったわけですが、今回は食べたものなどをちらほら紹介しつつ、個人それぞれの断食のやり方なんかに触れたいと思います。つまり、実際のとこ、どんな感じで断食をやっているのかということです。
プアサ/断食(水あり)やってみた
個人的断食、今日一日の流れ
AM:3:00 サフールの時間まで眠れなかった私(昼寝のしすぎですね)
AM:3:30 お隣に住む子と共同キッチンで鉢合わせ、一緒にサフールをする。
AM:4:00 ようやく眠くなってきたので眠る。
AM:10:00 起床
休暇のチケットの手配とかいろいろ、作業。水ありだと、そんなに気が散らず作業ができることが判明。
PM:16:00 ランドリーを回収いくついでに断食明けに食べるご飯を買いに行く。
PM:17:30 断食明け
PM:18:00 イフタールを食べる。お隣の子を誘ったがもう既に食べた後だった。お祈り中にドアノックしてごめんよー・・・・。
水あり断食の感想
前回に比べて、苦痛はかなり減りました。実際のとこ、口渇感と空腹感の両方を味わってこその断食なのですが、またしても病院のお世話になるなんてことはどうしても避けたい・・・。水を飲んでいるので、ご飯を食べ忘れた日みたいな感じでした。
と、イフタール(夕食後)は余裕が出てきますが、実際のところ15時から17時までの間の空腹は結構なものです。断食明け30分前なんかになってくると、私は歌を歌ったり、ゲームをひたすらやってます。Proレベルならフルコン出せました*1。よって、水あり断食中の作業集中力は中の下です。
断食前後に食べたもの
サフール:目玉焼きとレタスのサンドウィッチ、マンゴスチン。
断食明け:エス・ブワ(フルーツポンチ)。
イフタール:アヤンゴレン(フライドチキン)とご飯。
一番上の写真はマンゴスチンという熱帯の果実です。「果実の女王」という別名もあるくらい本当においしいし、見た目かわいいし、大好きです。
▼マンゴスチンへの愛が有り余ってマンゴスチンについての記事を書きました。
断食中のインドネシア人各々の状況
イスラムにとって一年で最も神聖なる月、地球上のムスリムが一斉に行う断食・・・・。普段は、ゆったりゆるゆるなインドネシアの人々も、まじめにモスクへ足を運ぶことが多くなります。しかし、実際のところ、断食中にレストランで食事をしたり、道端でタバコ吸ってる人が一切いないのか?
・・・・・全くいないといえば、嘘になります。土地柄もかなり影響するとは思いますが、昼間のレストランで食事する人、道端でタバコ吸ってる人、います。そもそも彼らがムスリムであるか、別の宗教を持っているのかがわからないので、正直、なんとも言えないです。
一度、思わず外で水を口にしてしまったとき、目が合ってしまった駐車場係のおじさんに「断食開けてないのにごめんなさい*2」って言ったことがあります。すると、彼、ニヤッと笑ってミネラルウォーターのボトルをチラ見せしてきました・・・。
駐車場係のおじさんなんかは炎天下にいなきゃならないわけです。そりゃ水飲まなきゃ熱中症で死んでしまいます。真剣に断食をして熱中症で亡くなる方もいるようなので、気を付けてほしいものです。
彼がムスリムであるか、そうでないかはさておき、私はその時、水ありで断食を継続しようかなと思ったのでした。
まとめ
- 断食明け大祭/イドゥル・フィトリ/レバランがすごい楽しみ。
- マンゴスチン(マンギス)うまい
- 水ありの断食は、微妙に作業ができる。(Masフルコンは無理*3)
- ラマダン中、昼間のレストランで食事をするひと、道端でタバコを吸う人はいる。
- 駐車場係のおじさんは本当に熱中症に気を付けてほしい。
以上、一度はあきらめかけた断食、継続の記録でした。
▼楽しみにしていた断食明け大祭の記録です!
2019年5月、加筆修正済み