犬が吠えども、キャラバンは進む。

Biar anjing menggonggong, kafilah tetap berlalu. インドネシアでひとを研究しているある院生の備忘録。

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【インドネシア⇔日本】国際郵便を送った話【JNE、EMS、どっちが早い?】

 こんにちは、今日は国際郵便の話です。
 インドネシアに荷物を送ると、箱を開けられた*1挙句に、中に入ってたカステラが高確率で無くなる!なんて話がまことしやかに囁かれているわけですが、まぁ最近はそんなこともないんじゃないかなぁという個人的な感想とEMSとJNEという二種類の国際郵便・配達システムを使ってみて気が付いたことなどをまとめてみました。
 私は、国際郵便・国際宅急便を何度も利用しているのに毎回カウンターでもたついたり、ATM探しに走ったり、送ってしまってから不安になったりするので、そうならないようにこまごまとした注意事項とコツを記録しておきます。
 そして、EMSかJNEかという命題*2については、結論をいうと、日本国内に到着してからも「日本郵政公社」のHPから同じ番号で到着まで追跡ができるEMSは安心だよって話です。

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郵便局は意外に営業時間も長くて便利です。

インドネシアから荷物・書類を日本に送る方法

 インドネシアから荷物や書類を送りたい時に挙げられる手段は、ざっくり分けて二種類。Kantor Posと呼ばれる郵便局経由の国際郵便EMSか、JNEなどの民間の配達会社で送る国際宅配便があります。
 
 JNEやDHL、オレンジ色のPOSのオフィスに送りたいものを持ち込んで、伝票に住所・電話番号*3を記入、重さを計って、料金を支払い、荷物を預けて完了です。
 料金はもちろん重さや大きさによって変わりますが、A4サイズの封筒に入った書類でもEMSを使うとRp.300.000(約2500円)くらい取られます*4。やっぱりどうしてもお高くなります。
 しかも、郵便局ではクレジットカードが使えず、現金払いのみ!荷物が重くて予想外に高かったなんてことになると、ATMを探しに走るなんてことに!HPでおおよその料金を確認してから行きましょう。

荷物を送る準備と注意すべきこと

以下、荷物をオフィスに持ち込む前に考えておくこと、やっておくことのチェックリストです。

Check!
  1. 航空便か船便かを決める。
  2. 航空便の場合は飛行機に搭乗する際と同じで危険物などを入れないようにする。そもそも国際便なので送っちゃいけないもの(禁制品)があるので注意が必要。(詳しくはそれぞれのHP・オフィスで確認)
  3. ぶん投げられてもいいようにしっかり梱包する。
  4. 送り先住所/郵便番号/電話番号・送り元住所/郵便番号/電話番号を荷物の上面に直に書く。
  5. 大体の大きさ・重さからおおよその料金を把握して、多めの現金を用意。
 
Check!

※追跡番号などが記載されている伝票控えはなくさないようにちゃんと保管しておく。

 伝票を失くすと荷物が行方不明になった時何の手がかりもなくなっちゃいます。また、EMS,JNEは追跡ができますが、反映される速度が遅いです。さらに、 JNEの場合はインドネシア国外に出るとそれ以上は追跡できません。

海外で輸送された荷物は、ボロボロになることを覚悟しよう

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インドネシア発送時、日本到着時の比較

 先に「ぶん投げられてもいいようにしっかり梱包する」と注意書きをしたのですが、なぜそのような注意が必要なのか上記の写真を見てくればわかると思います。

 これは船便でインドネシア→日本を二か月かけて旅した荷物の比較画像です。ちなみに箱の一部はびりびりに破けて(おそらく中身が散乱しただろうと予想できるほど)ボロボロになっていました。「壊れ物」マークを大きく記載しても、このような状態で届きます。幸いなくなった物や壊れたものはありませんでしたが、貴重品を輸送するのにはおススメできない理由がわかると思います。

EMSがまさかの三日で届いた話

 何度かEMSを利用して日本へ書類を送っているのですが、一番早かったときは三日で届きました。通常は、平均して5日ほど、裏切られない期待の仕方として早くて1週間遅くて10日くらいと思っておくといいと思います。
 三日で届いたときは金曜日の朝ジョグジャカルタの支局に預け、送付確認メールを先方送ったのが夕方、土日を挟んで月曜日には東京の送り先に到着していました。私が確認メールを送ったのが夕方だったこともあり、送り先の事務局はその日のメールを確認せず、そのまま土日の休業日に突入。メールの確認をする前に、月曜日には手元に書類が届いたのでかなり驚かれたようです。

三日で届いたEMSの郵送記録

 【 引受 】ジョグジャカルタ(金曜日)→【到着・仕分け・発送】ジャカルタ国際郵便局(金曜日)→【到着・仕分け・発送】日本・東京国際郵便局(土曜日・日曜日)→【受け取り・配送】東京の最寄局(月曜日)
 朝に受け付けた配送物がその日の内にジャカルタに辿り着き、さらに日本に出発するとは予想だにしていなかったのでかなり驚きました。おそらく、書類という軽量物だったので仕分けや関税などにかかった時間が少なかったのかなと思いますが、それにしてもすごい。この最短記録はいまだに破られていません。
 同じ書類を送っても一週間かかることもあり、それぞれのタイミング(配送シフト)にバシッとはまって送られたという稀な事例なのかもしれません。
 ちなみにこの事例は、ジョグジャカルター東京の事例です。ジャカルタ国際郵便局・東京国際郵便局からさらに距離が離れた地域へ送る場合は、国内配送の時間を考慮する必要があります。

JNEの追跡が途切れた話

 JNEは郵便局ではなく民間の配達会社なのですが、その地域ではEMSが使えない(郵便局の国際郵便は、船便のみだった)ので、国際速達(Express、航空便)をしてくれるJNEに持ち込みました。数日後にそろそろ反映されているかなと、追跡番号を確認するとジャカルタまで届いている。ジャカルタに届いてしまえばあとは日本に送られるのも時間の問題、飛行機のタイミングにもよるがジャカルタから東京には一日一本は飛んでいたはず・・・と私は、流暢に構えていました。

ジャカルタ到着後の郵送記録が更新されない・・・? 

 以前にJNEを利用して東京まで送った際もちゃんと届き、オンラインショッピングなどで国内配達を頼んだ時もスムーズだったので、私はJNEをある程度信頼していました。しかし、追跡情報でジャカルタについてから5日ほど経っても、先方から「届きました」との連絡が来ない。若干不安になって、もう一度追跡番号を検索してみると、、
 
追跡番号▲▲▲▲▲▲
【引受】○○→【到着・仕分け】○○→【到着・仕分け】ジャカルタ
 
 ジャカルタから先の情報が更新されていない。これは、ジャカルタを離れたってこと?それとも、まだジャカルタにあるってこと?そこで私は、JNEの追跡画面に、EMSのような【発送】というプロセス表示がないことに気が付きます。
 さらに以前日本に到着した配送物の追跡番号を引っ張り出して確認してみると、
 
追跡番号△△△△△△
【引受】○○→【到着・仕分け】○○→【到着・仕分け】ジャカルタ
 
 この荷物は半年前には既に日本に到着済みです。しかし、日本国内での過程どころか、日本に到着した表示すらないのです。そこで私は、JNEは、EMSのように日本国内において追跡できないというさらなる事実に気が付きました。
 
 配送物を預ける際に日本での配達会社はどこになるかということをさらっと聞いたのだが、「日本の会社だよ」というなんにも役に立たない返答を得て終わってしまったことを思い出します。JNEは日本支部を持っているわけではないし、EMSを配送する郵便局のように各国に共通のネットワークをもった組織が存在しているわけではない。つまり、提携している日本の会社に引き渡した時点で、ジャカルタからJNE圏内を出てしまった時点で、そこから先の行方をJNE追跡番号で追うことはできないのです。
 試しに、ヤマトや佐川の追跡ページでJNE伝票の追跡番号を検索してみたがエラーになるだけです。ああこんなことなら、郵便局で送るんだった・・・と後悔しても、ここの郵便局は船便しか扱っていないという残酷な現実・・・。
 
 船便というのんびりした手段は、出発時刻の分数になった瞬間電車のドアが閉まるような日本社会の要求には答えられないのだ。そういえば、AirMailを書き忘れた誕生日おめでとうはがきが船便に回されてしまい、投函してから(誕生日月から)半年後に届き、タイムカプセルを開けたような気分になったことがある。そんなラグを許容できる人間になりたい、というか、とりあえず無事に届いてくれと、その時の私には祈ることしかできないのでした。

最終的に日本に到着!しかし・・・

 最終的に、書類は無事に日本に届きました。日本での宅配会社は何だったのだろうかと気になって確認したところ、最終状態の配達物の写真が送られてきました。JNEの集荷所で使われたJNEロゴのついた透明なビニール袋ではなく、DHLロゴの白い緩衝材付きの封筒にグレードアップしている。そして、さらにその上に貼ってあるラベルをよくよくみると
ORIGIN:SIN
DHL集配代行先:佐川急便株式会社
 もちろん送り状ナンバーなるものも変わっている(というか一番初めに記入した伝票は、新たな封筒の下に梱包された状態になっている)。これでは追跡できないわけだ。
 つまり、インドネシアからJNEを使って発送された国際宅急便は、DHLに委託され、SIN=シンガポールを経由し、DHLの集配代行会社である佐川急便によって最終目的地へとたどり着いたのである。そりゃあ時間かかるわけだよ!(集荷所に持ち込んでから10日後だったので、届いた後に考えれば遅いというほどでもないのだが・・・。ちなみにジャカルタに到着してから6日後でした。)
 そしてもう一つ間接的に、インドネシアにあるDHLを経由しても佐川に委託され配達されるであろうこと、おそらくちゃんと目的地に届くことが明らかになった。民間の国際宅急便の仕組み複雑すぎます。

日本から荷物を送る時のコツ

 最後に、日本からインドネシアに荷物を送る時に気を付けたいことをまとめます。以前インドネシア滞在中に、頭にシラミが湧いてパニックになり母に助けを求めたことから、国際郵便を送ってもらうという自体に発展しました。国際郵便を送る時の注意事項のようなものを調べたら結構複雑で、その時にネットに散乱していた情報をまとめておきます。結論から言えば、私が欲しかったシラミを殺す薬剤は、薬剤/殺虫剤なので送れませんでした。

国際郵便を送る場合に注意すべきこと①禁制品

 国際郵便で送れないものとしては、危険物、火器、薬剤、動物などが主に挙げられますが、関税という面からも禁止されているものがかなりあります。確認していておもしろいなと思ったのは、インドネシアへの国際郵便禁制品リストの一番上に「おまもり札」があることですね。国内に送る気分で、荷造りしてしまうと、予想もしなかった禁制品に引っかかり大変なことになるので気を付けてください。送る前に荷解きをしなきゃならなくなった!などの二度手間くらいなら良いですが、インドネシアに届いてから受取人が呼び出されるなんてことにもなりかねません。
 国際法及びインドネシアの法律によって定められているこれらの品目は、随時変更・追加されるので、常に最新の情報を確認するようにしてください。→国・地域別情報・インドネシア(国際郵便条件表) - 日本郵便

国際郵便を送る場合に注意すべきこと②関税 

 国際郵便では個人的な使用に限り関税が免除される場合があります。逆に言えば、実際に個人的に使用するつもりでも「業務用」と判断されたら、関税がかかったり、没収されてしまいます。あるブログには、フェイスパックのお徳用(30枚)を送ったら没収されたと書かれている人*5もいました。カメラ*6にがっつり関税かけられたというひとも・・・。
 
以下は、個人で荷物を送る際に関税の免除を狙いたい場合に私が気を付けたことです。
Check!
  1. 高額な物を送らない(伝票のバリューに50$*7以下と書ける範囲で送るものを選ぶ/贅沢品の関税率は上限200%!
  2. 多量・重量の物を送らない(重さは2kg以下/ぶん投げられるリスクも考えて)
  3. 同じ物品を大量に送らない(開封確認の時に「商品」だと思われるようなものをいれない)
  4. "Personal use Not commercial use"(気休め/伝票のバリューにはちゃんと金額を書きましょう*8
  5. 品目をめちゃくちゃ詳しく個数まで書く(気休めだと思ってたけど重要だったみたい)

インドネシアの関税についてさらに詳しく知りたい場合→関税制度 | インドネシア - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ

インドネシアでの国際郵便の受け取り方

 届いた荷物はお家まで宅配されず、最寄りの郵便局に留め置かれます。
 伝票に書いてある電話番号に「荷物が届いてます」というSMSがくる(来ないこともある)ので、取りに行きましょう。関税がかかる場合は、関税の内容が記載された書類を渡されます。料金を払うと荷物が受け取れます。
 たまに「関税がかかった!没収された!」と嘆く方がいるのですが、
  1. 輸入なので関税はかかって当たり前と思うこと*9
  2. 品目を確認して没収されないように気を付けること
 バカ高い関税・没収のリスクを考慮しても送りたいものなのかよく考えましょう。ちなみにそんなリスクを冒して送ってもらった日本のお菓子はとてもおいしかったです。なくなったものもありませんでした。
 
 初めにも載せましたが、地域に関わらず国際郵便を送る方法を知りたい人はこのページが役に立つと思います。→送る前に知っておこう!どうして必要?発送用ラベルとインボイス - 留学生応援ページ 国際郵便らくらくナビ - 日本郵便
 

まとめ

  • JNEは日本に着いてから/着いているのか追跡できない
  • EMSは素晴らしい(郵便局は国際的なシステム)
  • 関税は仕方ない、でもちゃんと書類を確認しよう。
  • 大事なものは自分で身に着けて運ぶ、これ鉄則です。(ちなみにガルーダインドネシア国際線なら預け荷物40g!)
 
以上、インドネシアの国際郵便・宅配便事情まとめと実際に送ってみた記録でした!
 
▼あなたのインドネシア生活もちょっと便利になるかも

*1:関税を通過する際に中身が確認される。ランダムでチェックされているという噂も。

*2:DHLは使ったことないので、今回は触れるつもりはなかったのですが、JNEで送ったらDHLに梱包しなおされた荷物が届いたという予想外の展開になりました。/JNEの追跡が途絶えた話

*3:私はいっつも書くの忘れてカウンターで慌てる

*4:国際メール便みたいなのだと多少安いが、速達扱いではないので、ジャワからでも一週間ほどかかる。

*5:厳しい!日本からバリ島へ発送!EMSについて現状況。 | バリ島と私 ドタバタ珍道中ブログ

*6:そもそもそんな精密機器・電子機器、国際郵便だと普通には送れない。この方も「個人輸入」扱いにされたと書いていました。日本からのEMSに対する課税について調べてみました: 忘れないうちに書いておこう

*7:「少額免税制度: I. 国際宅配便および国際郵便国際宅配便および国際郵便で送られた輸入貨物については、課税価格が1人当たり1送付ごとにFOB価格で50ドルまでは、関税および輸入諸税が免除されます(「財務大臣規定No.188/PMK.04/2010」)。」小口貨物の通関制度:インドネシア | 貿易・投資相談Q&A - 国・地域別に見る - ジェトロ

*8:関税は個人利用でも金額によってかかります

*9:日本も1万円以上だと関税かかります



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