こんにちは!じめじめした雨季が続くインドネシアです・・・。
雨季は、湿気の多さと日差しが出ている時と雨が降っている時で温度差が激しいので、大変体調を崩しやすいです・・・。インドネシア人の友人は感染症なども流行りやすい季節だと言っていました。うーん、日本の雨季も肌寒く、鬱々として心身ともにを変調をきたしますが、インドネシアの雨季もなかなかつらいです。しかも、長い!日本だと一月ですが、インドネシアは雨季と乾季しかないので、よく考えたら一年の半分が雨季ということ・・・。
そんなこんなで、雨を嫌って家に閉じこもっていたら、背中が痛くなってしまったので、マッサージを探したところ「SEITAI」を謡った和風なマッサージ店があったので行ってみました。あくまでも整体風という感じですが、インドネシアで主流のオイルマッサージではなく、服を着たまま受けられるスタイルでした。お店の内装などの世界観もよくできていて、おもしろいなと思ったので、記録しておきます。
インドネシアのSEITAIに行ってみた
今回は、トラベロカで検索して出てきたお店に予約と支払いを済ませた状態で来店しました。予約したお店はこちら→Nakamura Healing Touch
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Nakamura Healing Touch外観
アプリの地図に従って到着したのは、インドネシアのわちゃわちゃした長屋的店舗群。その一角に、扉と障子が特徴的な入り口が。
開店時間ちょっと前に着いたので、「TUTUP/閉」と看板がかかってますが、中に人がいたのでのぞいてみると、中でお待ちください、とのこと。ありがたいですね(外は太陽が照り付けて暑い、大型バイパス沿いなので排ガスやほこりもすごい)
Nakamura Healing Touchの店内
店内も雰囲気ばっちりな内装で、受付の人は、浴衣を着て勤務しています。テラピストの方は、和風な作業着を着てました。 床の石畳のような感じとか、竹や笹での装飾が別世界を作り出してます。ただ、赤基調の障子枠に一瞬中国のような気もしてきました。まぁ、東アジア感が出てるといえばいいのでしょう・・・。とりあえず、店内に入るとインドネシアではない雰囲気・・・?いや、よく考えたら華人系インドネシア人のお店とか、ちょうどこの時期の旧正月なんか、こんな雰囲気をインドネシアでもよく見るような・・・。うーん。
Nakamura Healing Touchマッサージメニュー
トラベロカで予約すると定価よりも安い値段でマッサージが予約できるようです。
激痛ツボ押しサンダルを履いて施術台(施術室)へ
受付を済ませると、健康サンダルに履き替え(強制)、施術台に案内されます。
施術台には二種類あって、個室と半個室では値段が異なります。しかし、どちらのフロアも雰囲気ばっちりで、こちらでよく和風な香りとして使用される「グリーンティ」のフレグランスの香りが漂っていました。照明も暗めで、リラックスできます。
この椅子の枕のところをとると、日本の整体でもよく見る顔出し穴があります。椅子はリクライニング式で、そのままマッサージの台になります。私は、このテーマパークのような内装と、雰囲気がとても好きですね。
施術室にはショウガのキャンディーがサービスでおいてある
マッサージ終了後はお茶のサービス
インドネシアのSEITAI?を受けてみた感想
実際マッサージしてもらった感想なのですが、日本でも整体に通ったことがある私でも、「あ、一応ちゃんと整体っぽい」と思うくらいのレベルでした。メニューにもよるのかもしれませんが、やはり日本の整体のような「施術」感はないです。日本の整体にも、「マッサージコース」と「整体コース」で、料金や内容がわかれていたりしますが、やはり整体風マッサージの域を出ることはなく、もちろん症状のヒアリングとかカルテ作るみたいなことはありませんでした。
あ、でも、なんか始める前に突然血圧測られたりしたことがありました。「これは何のためですか」と聞くと、「ただのチェックです」とのこと。インドネシアでも血圧気にし始める人が出てきたので、こういうサービスは意外と好評そうだなと思いました。
ちなみに私がやってもらったのは、Therapi Seruluh Tubuh(全身調整ツボセラピー)の120分、足から始まり、体はもちろん、腕から手までやってもらいました。特に肩甲骨剥がしが気持ちよかったです。あと、足つぼはほんと痛い(健康サンダルで息切れした)。腕をもって回されたり、うつぶせの状態で脚を持ち上げられたりと、整体の調整でもやってもらったようなストレッチが取り入れられていました。
脚や首筋など肌が出ている部分には、いい香りのするクリームを使ったマッサージをしてくれました。部位によって、ちょっと変わったマッサージが楽しめるのも飽きなくていいです。そして、顔もマッサージされたので、若干眉毛がなくなりました。
あくまでも整体風マッサージですが、インドネシアで一般的なオイルマッサージと比べて服を着たままマッサージを受けられるので気軽でいいです。オイルマッサージっていい香りがしてとても気持ちがいいのですが、全裸になることへの抵抗(羞恥と怠惰)、オイルでべたべたになった後にシャワーを浴びなくてはならない(怠惰)、要は、意外とめんどくさいんです。
Nakamura SEITAIのルーツ
従業員の人に、Nakamura SEITAIルーツを聞いたところ、創設者はインドネシア人ですが、日本で整体の勉強をしてインドネシアに持ち帰り、Nakamura Healing Touch/SEITAIを始めたそうです。第一号店、本店はジャワ島のソロという町。今やインドネシア中に店舗を持つ一大整体チェーンのようです。カリマンタンなどジャワ島外にも様々な地域にお店を構えています。しかし、従業員は全員本店のあるソロで研修を受け、それぞれの店舗に派遣されるようです。
Nakamura Healing Touchのホームページを見ていると「ilmu(「氣」のような意味)」という言葉を使って整体を説明していました(ちょっと私の知ってる整体とは違う・・・?ツボ押しを取り入れているから、混ざっているのでしょうか・・・?東洋医学に氣はつきものですが笑)。インドネシア人って結構この「ilmu」が好きで、不死身のひととか、刺されても血が出ない(刃物が刺さらない?)みたいなびっくり人間も大体この「ilmu」があるからだと言われています。まさか、従業員の皆さんもこのIlmuを研修で受け継いでくるのかしら・・・。
Nakamura Healing Touch発祥の地、ソロという町は、インドネシアに一般的に浸透しているジャムーという伝統生薬の発祥の地ともいわれています。ジャムーは、もともとはまじないをするように患者に処方していたとも聞きますので、ソロSoloという町のイメージが、何やら魔術・不思議な力が人を癒す地、のように思えてきたりします。
私が気になっていたNakamuraという人名については従業員の方もよく知らず、ホームページでも説明されていませんでした。誰なの、ナカムラさん・・・。ですが、どうやら創立者の日本での整体の先生が「Nakayama」だったようなので、そちらからのれん分けのような形で「Nakamura」を名乗ることになったのかな・・などと思いました。
まとめ
- Nakamura Healing TouchのSEITAI風マッサージは、確かに整体っぽかった。
- お店の外装内装のこだわりがすごい。
- 店内がテーマパークみたい。
- サービスの飴とかお茶とか血圧測定がある。
- 創立者は日本で整体を学んだらしい。
- 従業員はみんな本店があるSoloで研修を受ける。
- Soloは人を癒す魔法使いがいっぱいいそう。
- 値段は、インドネシア的にすこしお高め。サービス内容にもよるが一時間1000円くらい。料金当サービス一覧→Service kami
- トラベロカで予約していったら、割引もあったので二時間1000円以下だった。
私は結構気に入ったので、リピートしています。各地域にありますが、本店で研修を受けるので、従業員の技量にブレが少なそうです。
ちなみに、整体を受ける際はお水を飲んで受けると血行の流れがよくなってマッサージの効果がよく出ると言われています。(日本の整体師さんからの受け売り)
残念ながらマッサージ前に無料のお水サービスなどはありませんが、受付でペットボトルのお水を買うこともできます。Rp.5000/本(500ml)なので、ぜひお水を補給しながらマッサージを受けることをお勧めします。
以上、インドネシアでNakamura Healing TouchのSEITAIに行ってみた記録でした!
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▼Nakamura Healing Touchの予約・支払いはトラベロカ経由がお得なのでオススメです。