犬が吠えども、キャラバンは進む。

Biar anjing menggonggong, kafilah tetap berlalu. インドネシアでひとを研究しているある院生の備忘録。

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【Nasi Kucing Jogja】インドネシア風ねこまんま!ナシ・クチンというジョグジャカルタの激安ローカルフード【Jalan Mangkubumi】

Hi, Tuman-tuman!(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡*1

 今日は、ジョグジャカルタ名物Nasi Kucing/ナシ・クチンについての記録です!ジョグジャカルタには、様々な名物がありまして、Gudeg/グデッなどが有名です*2。Nasi Kucingもジョグジャカルタ激安ローカル飯として有名な食事のひとつです。Nasi (ごはん)Kucing(猫)、猫のご飯というユニークな名前がついていることも、このローカルフードの知名度を上げる理由になっています。

 猫のごはん、という名前ですが、猫の餌ではないのです。その名前が表現しているのは、ご飯の量の少なさなんです。一口サイズのご飯がまるで猫が食べるような量!ということで、Nasi Kucingという名前がついているそう。日本語でも、すこーししかご飯を食べないことを「ねこまんま」と言いますが、まさにそれと同じ意味です。

 ということで、インドネシア風ねこまんま、Nasi Kucingについて、食べられる場所や時間帯(夜にしか開店しない屋台が多い)、価格やおすすめメニューなどをまとめて記録したいと思います。ローカルなジョグジャカルタを味わいたいならものすごくお勧めの夕ご飯です!

ジョグジャカルタ名物:Nasi Kucing

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様々な種類のNasi Kucing
Nasi kucing (bahasa Jawasego kucing) adalah makanan yang berasal dari YogyakartaSemarang, dan Surakarta. Porsi nasi kucing yaitu sedikit, biasanya ditambah sambal, ikan, dan tempe, lalu dibungkus daun pisang.
(ナシ・クチン(ジャワ語では、Sego Kucing)とは、ジョグジャカルタ、スマラン、スラカルタ発祥の食べ物である。ナシ・クチンの量はとても少なく、通常サンバル(インドネシアのチリソース)、魚、テンペ(大豆を原料にした固形発酵食品)などとともに、バナナの葉で包んである。)(Nasi kucing - Wikipedia bahasa Indonesia, ensiklopedia bebas)

 

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バナナの葉で包まれたナシクチン

 現在は紙袋に包んであることが多いですが、もともとはバナナの葉で包まれていたようです。また、近年ではサンバルなどをビニール袋に分けて入れてあることもあります。

 Sego MacanというNasi Kucingから派生したバナナの葉で包んだご飯もあるみたいです。Nasi Kucingよりも数倍大きいサイズで、おかずも豪華になっているらしい*3。これまた、ジャワの伝統的なご飯のようです。

Nasi Kucingの屋台(Jalan Mangkubumi)

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Nasi Kucingの屋台

 夕方18時を過ぎ、マグリブ(日没礼拝)の声が聞こえてくるころになると、Jalan P.Mangkubumiの道端には次々と屋台が設置されていきます。Nasi Kucingの屋台は、Tugu Jogjaから近い北側に、設置されます。(南側マリオボロ通り方向にはシーフード等の屋台)

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屋台の後ろにはシートが引かれた飲食スペースがある

 屋台設置と同時に、その裏側にはシートが引かれ飲食スペースが作られるので、半ば道をふさぐ形になります。(Jalan Mangkubumiの場合、歩道スペースが広いので通行の邪魔にはなりません)シートに座って食べる場合は、靴を脱いで上がります。遠足みたいな雰囲気で、それもまたNasi Kucingの屋台、インドネシアの道端屋台の醍醐味だなぁと思います。

Nasi Kucingの買い方

Nasi Kucingとおかずを選ぶ

 Nasi Kucingの屋台には、たくさんのメニューがあります。すべて屋台の前面に陳列されていますので、自分で選んでお皿に乗せていきます。取り皿は、屋台の端のテーブルに積んであることが多いです。たまになくなっていることもあるので、見当たらなかったら屋台のお兄さんに聞いてみましょう。

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好きなものを自分で選んで取っていく。

 Nasi Kucingには、中のおかずに何が入っているのか記載された紙が貼ってありますので、それを読んで中身が何か確認できます。

お皿ごとお会計に持っていく

  好きなメニューを取ったら、会計に持っていきます。会計係のおじちゃんやおばちゃんが何もいわずに勝手に電卓をたたいて値段を教えてくれます。

 また会計時に飲み物を頼むことができます。その場所で食べる場合は、飲み物を頼むのがおすすめです(Nasi Kucingが辛いので飲み物は必須です。)甘い紅茶Teh Manisが定番メニューです(お砂糖抜きもできます)。

 持ち帰りたい場合は、Bunksというとビニール袋に入れてくれます。

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一つRp.3,000で、全部でRp.12,000

Nasi Kucingの値段

おおよその値段(値段は状況と場所により変動します/2019年現在の値段)

  • Nasi Kucing(Rp.3,000(約25円)~)
  • その他串物等(Rp.3,000(約25円)~)
  • 飲み物(Rp.4,000(約35円)~)

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屋台の後ろで座って食べる場合は飲み物を頼める

 上記の飲み物ありで、Rp,23,000(200円)でした(他と比べるとちょっと高めです*4が、美味しかったです。/場所:Gareng Petruk)。

 昔は、Rp,10,000(約80円)でお腹いっぱいになるNasi Kucingと言われていましたが、インフレの影響がここにもあって、値上がりしているようです(今後も値上がりする可能性があります)。Wikipediaでは2011年の情報が載っていて、Nasi Kucingが一つRp.1,000(8円)となっていました。しかし、2016年の情報では、Nasi Kucing一つRp.3,000(約25円)と紹介されていました*5。2011年から比べると3倍の値上がりです・・。

 ちなみに私がジョグジャカルタに滞在し始めたころは冷たい紅茶がRp.3,000だったのですが、現在(二年後)は、Rp.4,000という場所が増えてきています(それでも他の地域と比べるとものすごく安い。紅茶の値段が平均してRp.6,000~(50円)という地域もあります。ジョグジャカルタの物価はインドネシアで一番安いといわれています。)。

 たった数年でこれだけの物価上昇、しかし賃金はなかなか上がらないという状況は本当に大変だろうなと思います。 

お勧めのNasi Kucingサイドメニュー

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Sate(串物)も豊富

 Sateの中では、Sate lilin(ろうそく串)というろうそくのような形をしているものがおいしいです。特に卵のSate lilin(黄色)はお勧め。Nasi Kucingのサンバルは、とても辛いことが多いので、卵で辛さを和らげる・・・。ウズラの卵の串もおいしいです。

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シュウマイ、テンペなどの揚げ物

 シュウマイも意外においしいのでお勧めです。Nasi Kucingのサンバルが辛いので、シュウマイのサンバルはあまり必要ないかもしれません・・・。

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Puteという豆

 レジ直前においてあることが多いPute(プテ)という豆、これを食べると次の日まで口臭が続くといいうとてもくさーい食べ物(食べてるときはあまり臭くないという罠)なんですが、なぜか私はとても好き・・・。独特な臭みがおいしいんです。

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Ceker Ayam/鶏の足

 私は、苦手なので触れたことがありませんが(笑)これもまた、ジョグジャカルタ名物の一つに入るのではないでしょうか・・・鶏の足、首・・の・・・煮つけ・・・。


営業時間は日没後限定

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日が暮れてから営業し始める屋台

 基本的にNasi Kucingはレストランに並ぶようなメニューではなく、超絶ローカルな屋台限定メニューです。しかし、屋台は日没以降にならないと設置されません。昼間に探しても絶対見つからないので注意が必要です。

 Nasi Kucing以外の多くの屋台も、営業は基本的に日没直前からです。昼間は何もなくガランとしている通りも夜になると屋台が立ち並びにぎやかになるのは、インドネシアの町でよく見かける光景です。

 以前、屋台式ではないNasi Kucingの美味しいお店があったのですが(去年閉店してしまいました・・・この記事の最初に貼ってあるバナナの葉でくるんだナシクチンはそのお店のものです。目の前で温かいご飯を使って作ってくれるお店でした。)、そのお店も絶対に夜しか営業していませんでした。なぜなのだろう・・・・。

Nasi Kucing屋台が連なるJalan Mangkubumi

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ジョグジャカルタのシンボル、Tugu Jogja。

 Jalan Mangkubumiは、ジョグジャカルタのシンボルTugu Jogjaを中心とした交差点から、マリオボロ通りに向かって伸びる南側の通りです。私のお気に入りのクマさんカフェ(Roaster And Bear Cafe)も、この通りにあります。レンタルサイクルなどを借りれるステーションもあります。

 日中は、人通りも多くない静かな通りですが、夜になると屋台やカキリマと呼ばれる移動式屋台が集まってきてにぎやかになります。激安Nasi Kucingを求めて、ジョグジャカルタの若者が集まってくる通りです。(そのため、夜になるとマリオボロ通りに付き合たある曲がり角で渋滞が起きる

 ちなみにTugu Jogja交差点から北方面(Jalan Mangkubumiと反対の方向)の通りには、午前中限定で市場が発生します。時間帯によって市場が発生したり、屋台の連なる飲食街が発生する(そしてその時間外には、跡形もなく消滅する)という営業形態は、インドネシアのならでは、本当に興味深い現象だと思います。

 移動式の屋台は、何か問題が発生したり(道路規制が厳しくなったり/儲からなくなったり)すると、たちまちみんな移動してしまうので、ここにまとめたJalan Mangkubumiの姿も見れなくなる日が来るのかも・・・?(移動するだけで、こうした屋台食が完全に消滅することはなかなかないと思います)

お勧めのNasi Kucing屋台

 Jalan Mangkubumiには、大小さまざまなNasi Kucingの屋台が並ぶのですが、その中でも飲食スペースが広めで、メニューも豊富な大規模な屋台を二つ紹介しておきます。この記事で使用した写真のほとんどはこの二つの屋台で撮影しました。

Angkringan Pak.Jabrik

Gareng Petruk

 

マリオボロ通りにつながる南方向にはシーフードがおいしい屋台も連なる

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夜の8時過ぎでこの混雑

 マリオボロ通りに近づくにつれ、常設の屋台(テーブルとイスを完備した屋台)が増えてきます。シーフードの屋台が多いのですが、ものすごい混雑です。路駐されたバイクと、踏切前の左折(バイク・車は踏切を横断できません)、その先の信号機のおかげで、大渋滞が発生します。

 日中は本当に人通りの少ないただっぴろい(歩道の幅がとても広い)道なのですが、日没後はこのような状態になっています。ここのシーフードも美味しいです。

19時以降からRondeのKaki limaも集まってくる

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Kaki lima(バイクバージョン)でRondeを売るおじさん

 このRondeというスウィーツも、ジョグジャカルタ(ジャワ)でしか食べられない美味しい屋台スウィーツです。小さな器で食べるRondeは、食事をした後の別腹にピッタリです。

▼とても好きなのでジョグジャカルタの夜のおやつ、ロンデについてもまとめました。

gulamerah.hatenadiary.com

まとめ

  • Nasi Kucingはジョグジャカルタ等ジャワ発祥の伝統的なご飯。
  • Nasi Kucing/ねこまんまの名前は、量が少ないことを意味している。
  • 2019年現在、一袋Rp.3,000(約25円)。
  • 激安ローカルフードを求めてやってくるひとでにぎわうJalan Mangkubumi。
  • インドネシアの路上は、朝限定、夜限定等、時間帯によって突然にぎやかになる。(時間外にその気配を感じることはない)
  • Kaki lima屋台から購入できるRondeもおいしいです。

 夜のJalan Mangkubumiは、とても楽しい!以上、ジョグジャカルタのローカルな伝統料理Nasi Kucingについての記録でした。

▼同じJalan Mangkubumiにあるクマさんカフェもおすすめです。こちらのカフェは午前11時から夜遅くまでやっています。

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*1:変換で唐突に出てきたけどかわいかったので採用

*2:ジョグジャカルタ風鳥の佃煮。鶏の足や頭が入っていることもある。私はあの甘い味が苦手です

*3:Kenikmatan Lain Yogyakarta: "Sego Macan" yang Bikin Ketagihan oleh Hendra Wardhana - Kompasiana.com

*4:外国人Feeを取られた気もして、後ろのおじちゃんの会計を見ていました。しかし、5品と紅茶でRp.27,000と言われていたので、元々値段が高いのだと思われます。一点Rp.4,000とか取られてると思います。

*5:Nikmatnya Nasi Kucing Ala Angkringan Jogja - Sriwijaya Post



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