(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡今日は、ジョグジャカルタのレンタサイクルについての記録です。
ジョグジャカルタは、かつて「自転車の街」として有名な街だったといわれています。現在は、多くの人々がバイクを日常的な移動手段として使用していますが、昔は多くの人が自転車を日常の移動手段として使用していたといいます。
現在でも、他の地域に比べ自転車を使用する人を見かけることが多い印象です。特に観光エリアである南部では、道も整備されていることから、自家用自転車にまたがって颯爽と走り抜けていくサイクリンググループをよく見かけます。また、道路に自転車専用レーンを見かけることもあります。
ジョグジャカルタ市内には、観光エリアの一部にレンタルサイクルの駐輪場があり、気軽に自転車を借りてサイクリングすることができます。今回は、ジョグジャカルタ市内で使用できるレンタルサイクルについて、その借り方などを含め、実際に借りてみた感想を記録したいと思います。
ジョグジャカルタのレンタルサイクル:Jogja Bike
ジョグジャカルタ市内に見かける緑と赤のレンタサイクルは、「Indonesia Bike Share」というサービスによって管理されています。ジョグジャカルタ市内だけでなく、バリ島の一部エリアでも展開しているようです。
レンタルサイクルの借り方
ジョグジャカルタでレンタルサイクルを使用したい場合、まず必要となるのがIndonesia Bike Shareのアプリです。Jogja Bikeの駐輪所には、レンタルサイクルを借りるための詳しい手順の書かれた案内があります。
またレンタルサイクルそれぞれに個体識別QRコードとアプリケーションを接続する機械が搭載されています。
Jogja Bikeの借り方
- Google PlayからIndonesia Bike Shareアプリをダウンロードする
- (個人情報/名前、電話番号、emailアドバイスを登録する)
- 自転車に搭載されている機械のスイッチを入れる(手をかざしてスイッチを入れる)
- 自転車のQRコードをスキャンする。
- 自転車を使用する(5時間まで)
- 近くのJogja Bike駐輪場に自転車を返却する。空いている駐車スペースに自転車を駐輪する。
Jogja Bikeを借りられる場所
Indonesia Bike Shareのアプリケーションをダウンロードするとジョグジャカルタ市内のJogja Bike駐輪場の位置が表示された地図を見ることができます。
このアプリケーションで自分の近くにあるレンタルサイクルの駐輪場を探すことができ、貸し出しも返却もこの駐輪場にて行えます。
Jogja Bikeは、マリオボロ通りを中心とした南部の観光エリアの一部だけに集中して駐輪場が設置されています。レンタルサイクルの使用範囲は制限されていないものの、5時間以内返却する必要があるためこの観光エリアから外れて使用するのは難しい(5時間で戻ってこれない)です。
Indonesia Bike Shareのアプリで、インドネシア全土を見るとジョグジャカルタとバリにレンタサイクル駐輪場があることがわかります。しかし、バリのエリアは、クタやスミニャックなどのエリアではなく、デンパサール市の一部、Lapangan Puputan Badung(市立公園)の周辺にしか駐輪場のマークが表示されません。バリに関しては私が実際に使用したわけではないので、どのように機能しているかわからないです・・。
また、ジョグジャカルタ市内でも、以上に紹介したレンタルサイクルのシステムが順調に機能しているとはいいがたいようです・・・・。
Jogja Bikeを借りて、ジョグジャカルタ市内をサイクリングしてみた
日頃の運動不足を解消しようとレンタルサイクルに挑戦してみた私ですが、正直観光のような短期滞在で使用するのはあまりお勧めできないなぁと思いました。(自転車に乗り慣れているひとはよいと思います。)
まず歩いているときは地図アプリなどを使用できますが、自転車を運転しながら地図アプリを使用することはできません(危なすぎる)。目的地までの道順が頭に入っていないと自転車に乗って地図ナシで移動することは難しいと感じました。
また、インドネシアの道路事情を実体験している人ならわかると思うのですが、交通ルールなのか暗黙のルールなのかよくわからない複雑な規則にのっとって人々は移動していきます。(例えば、マリオボロ通りとJalan Pangeran Mangkubumiを隔てる踏切は、歩行者と自転車だけ横断が許可されている等、標識もないルールが存在します)
道も直線だと思っていたらそうではなかったということも多々あります。つまり、おおよその道やルールを把握していないと移動が難しいのです。
駐輪場の設置数が少ない、5時間という短い貸出時間
観光を兼ねたサイクリングをしようと思えばいろいろな場所に寄ると思うのですが、そもそも観光に5時間は短すぎます。
さらに駐輪場はマリオボロ通り周辺にしかなく、結局元のエリアに戻ってくる必要があります。短い5時間の貸出時間の中で駐輪場エリアまで往復の移動をしなければなりません。結局、5時間というタイムリミットで自転車を返そうと思うとマリオボロ通り周辺から遠出することはできないです。
マリオボロ通りからTugu Jogjaまでの一本道を往復するくらいでしたら余裕ですので、マリオボロ通りから離れない予定であれば問題ないと思います。
観光エリアは歩行者も多く、バイクなどの車両交通量も多い
マリオボロ通りを中心に周るのであれば、短い貸出時間・駐輪場への返却に関しては問題がないのですが、このエリアは年中観光客で溢れるジョグジャカルタ一の繁華街です。当然、歩行者も多いですし、バイク・タクシー・ベントール(ベチャという自転車タクシーのバイク版)、馬車などの車両の交通量もとても多いです。北(Tugu Jogja)から南(マリオボロ通り)に向かって一方通行の道路は、自転車であれば逆走可能(だと係りのお兄さんは言っていたの) ですが、歩行者が多くて自転車なんて乗れる状態ではありません。結局自転車を降りて歩きました。
さらにジョグジャカルタは傾斜面エリアが多く、自転車で下るには勇気のいる急斜面などもあります。また、歩いているだけでは気がつかない緩やかな坂なども多くありました。気を付けて運転しないと転倒の危険性もありそうです。
貸出返却を管理する機械が壊れている
私は使用したときは、そもそもIndonesia Bike Shareアプリに接続するための機械、返却を認識する駐輪場の接続部分が壊れていました。そのため、各駐輪場に係りのお兄さんが待機しているという状態・・・・。
アプリ上には待機自転車の数を表示する機能があるのですが、もちろんそれも機能していません。そのため、元の駐輪場に返してくださいとお願いされました。(一部の駐輪場に自転車が集まってしまうの防ぐため)
しかし、律義に元の駐輪場に戻したら、その駐輪場の空きはなくなっていました・・・。そのまま係りのお兄さんに預けて終了・・・。
ちなみに5時間の制限もアプリケーションが連動していないためにカウントされていませんでした・・・・・。
中長期滞在者の運動不足解消にはちょうど良いかも
道もわからず転倒の危険などもあることを考えると自転車に乗り慣れていないひとや、観光などの短期滞在のひとにはあまりお勧めできません。しかし、中長期滞在者であればおおよその道を把握していますので、運動不足解消のために借りてみるのも良いと思いました。
マリオボロ通りで寄り道をしてほとんど自転車に乗っていなかったにもかかわらず、ばっちり筋肉痛になりました。日頃、どれだけ運動不足であったかを思い知らされました。
まとめ
- ジョグジャカルタのマリオボロ通り周辺ではレンタルサイクルを借りられる。
- しかし、サイクリングって難しい。(道順や交通ルールなど)
- 駐輪場の少なさや短い貸出時間など、制限が多い。
- マリオボロ通り周辺でちょっとだけ乗るのは楽しいかもしれない。
- 中長期滞在者は、運動不足解消に良い(5時間で筋肉痛になった)
以上、ジョグジャカルタのレンタサイクル、Jogja Bikeを借りてみた記録でした!
▼サイクリングエリアに含まれているマリオボロ通りお勧めのバティック屋さんについてまとめました。
▼マリオボロ通りを北に上ったJalan Pangeran Mangkubumiにも良いカフェなどがあります。(Tugu Jogja交差点に向かう道です。)