(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡昨日、人生初の大腸内視鏡検査を受けてまいりました!
検査を受けるにあたりインターネットで事前にいろいろ調べたのですが、やはり「大腸」という器官、つまり内視鏡検査をするためにおしりから内視鏡を入れなければならない!という検査方法によるものなのか、体験レビューをしている人がとっても少ない!しかも、「痛かった!」「苦しかった!」という噂だけがひっそりとささやかれている、という状況に少し不安になってしまいました。
特に女性は、こうした体験レビューどころか大腸内視鏡検査自体に抵抗感があり、検査に行かないという人も多いようです。私の検査をしてくれた先生もお話してくださいましたが、実は、女性の死因第一位は、「大腸がん」*1です。大腸がんを早期に発見できる検査や診察に抵抗感を持つ女性が多く、発見が遅れることも一つの原因だと考えられています。
「がん」と聞くと恐ろしく感じますが、実は最近の内視鏡はものすごーく進歩しています。知人の場合、内視鏡検査でポリープ(病理の結果超初期のがん)が発見され、その場で取り除きました。安静のため数週間入院していましたが、いまは退院し元気に生きています。
そんなことがあり近年の内視鏡技術の進歩に感嘆していた私ですが、実際に自分も内視鏡検査を受ける機会に恵まれました!個人的にすごく面白い経験でしたので、検査を控えて不安に思う方や内視鏡検査に抵抗がある人のお役に立てればと思い、ここに記録したいと思います。
大腸内視鏡検査は痛いのか?という命題について、感想を踏まえた結論言うならば、「全然痛くなかったし、腸の中にかすかに残るう〇こが見れて楽しかった」です。(当日の詳細は別記事にまとめます。)
※ちなみに私は医療関係者ではありません。一般人の内視鏡検査体験談として楽しんでいただければ幸いです。
なんで内視鏡検査を受けることになったの?
内視鏡検査を受けるきっかけとなったのは、(汚い話で申し訳ない!)血便の目視確認と検便の陽性という結果です・・・。
血(ではなかったかもしれない赤い物体)を目視で確認したため、消化器内科がある近所の病院へ行くと、血液が混じっているかを確かめるために検便を受けることになりました。クランベリーなどの赤い色素が強く消化い悪いものは目視で便に交じっていることが確認されることが多々あるために、成分として血液が混じっているかを確認する必要があるのです。この時点では、近所のおじいちゃん先生も「うーん、クランベリーかなー?」というゆるーい雰囲気。あんまり心配しなくていいよーという感じだったのですが・・・。
検査結果を聞きにいくと、「陽性になってる・・・」とのことで、近所にあるもう少し大きな病院に紹介状を書いてもらい、検査を受けることになりました。
「餅は、餅屋!」と思い、病院を変える
紹介状を書いてもらい、近所の総合病院に向かうと、問答無用で直腸検査をされました。しかも、いぼ痔なのか切れ痔なのか、とりあえず痛い、外傷的な痛さ。
先生はのんきに「あ、ほんとだ、血が付いた」とか言うだけで、こちらが検査の話を持ち出すまで内視鏡検査の話題にもならない。とりあえず、検査の予約を入れつつ、「酸化マグネシウム錠(便秘薬)」と痔の薬(軟膏)を出してもらうことになったのですが、内視鏡検査には血液検査が必要という説明が一切なく採血に回され、とーっても不安に。
採血をしてくれたおじさんはとても上手で痛くなかったのですが、この時点で、この採血は何を調べてるか誰も教えてくれなかったのです・・・。
オリンパスの内視鏡を体感したい!
自宅に帰って大腸内視鏡検査について調べると、上手下手があり、痛いとか苦しいとかそんな情報ばかり・・・・。そんな中、私が目を付けたのは内視鏡検査に使う器具!!オリンパスの内視鏡検査機は、世界シェアナンバーワン*2!という情報を見つけ、オリンパスの内視鏡について調べると、機器自体が検査の苦痛を軽減するように進歩していることがわかりました*3。
オリンパスは日常的に使用するカメラでもお世話になっていますし、愛着があります。なにより、「壁にぶつかると自然に曲がる*4」という技術は素晴らしすぎます。ぜひそのカメラを体感したい!ということで、オリンパスの内視鏡を使用している病院を探すことにしました。
すると、県内の「肛門大腸胃腸」を扱う専門クリニックがオリンパスの内視鏡を使用していることがわかりました。肛門大腸胃腸を専門に扱う先生も揃っています。
「肛門大腸胃腸」専門クリニックに転院
「医者」と一口にいっても専門は様々ですから、専門家に任せるのが一番だと考え、近所の総合病院から転院を試みました。(田舎の病院あるある、なのでしょうか、転院を申し出るとひどい対応をされましたが、それは気分が悪くなるので省略します。転院を試みて不条理な扱いを受けた方、心を強く持って!今どきはインフォームドコンセントといって患者が病院や医師にしっかり説明を求めることは推奨されています*5。不安であればセカンドオピニオンを持つことも、悪いことではありません。)結局、紹介状を返してもらえませんでしたが、血液検査の結果だけをもらい転院しました。
ちなみに、血液検査の内容は感染症(梅毒やエイズなどの粘膜感染の可能性があるもの)に関するものでした。内視鏡は洗浄しますが、感染症を防ぐために血液検査が行われるようです。
しかし、転院後、新たに血液検査が必要と言われました。それは、ポリープ切除をした場合にちゃんと自然に止血できるかという「血液凝固」の検査・・・・。これをしないで内視鏡検査、ポリープ切除が行われそうになっていたというのは、よくよく考えるとかなり恐ろしいことです・・・。転院して本当に良かった・・・。
大腸内視鏡検査の準備は二日前から
大腸内視鏡検査を受けるためには、当日大腸の中を空っぽにキレイにしておく必要があります。そのため、二日前から、消化の良い物(食物繊維などは避け、うどんや白米など)を食べ、下剤を飲みます(下剤を飲んだのに全然便意を催さず、万年便秘は強い・・・と実感しました)。
大腸内視鏡検査食!(前日)
大腸内視鏡検査前日は、転院の際に購入した大腸内視鏡検査食を食べます!実は、キューピーが製造しているということを知り、その味を楽しみにしていました。量が少なめ、という評価もあるようですが、全体的に美味しくいただきました。種類もいくつかあったので、一番食べ応えがありそうなメニューを選びました。
すべてレトルトパウチ式で、レンジか湯煎で温められます。湯煎で温めた方が均等に熱々になるので、美味しさが増す気がします。
ちなみに検査食は、1230円でした。(採血と血液検査をしたため、診察後の支払い金額は3000円ほどでした。)
朝食:鶏と卵の雑炊
優しい味の雑炊でした。味が少し薄いと感じましたが、お昼の卵粥のほうが味は薄かったです。ちなみに前日も卵粥を食べていたのでメニューがかぶりまくりでした。前日は素うどんと卵とかにすればよかった・・・・。
昼食(デザート兼軽食):じゃがいものそぼろあんかけ、卵粥、おろしりんご
色がいまいちですが、じゃがいものそぼろあんかけは美味でした!味もしっかりついてます。そぼろの味がしっかりしていたので、卵粥の薄味が際立ちました・・。
ここまで、レンジで調理しましたが、あまり均等に温まらないので、夕食は湯煎に挑戦・・・・。すりおろしりんごもおやつとしてきっちり美味しく頂きました。
夕食:ビーフシチュー、クラッカー
検査食の中で一番おいしかったです。お肉もじゃがいももゴロゴロ入っていて、小食な私は大満足でした。まぁ、数時間後には出さなきゃならないわけですけども・・・・( ´艸`)
マグコロールP(下剤)の威力
夕食後、しばらくしてから下剤を飲みました。お水で溶くタイプの下剤マグコロールPは、美味しい。しかし、その威力は凄まじい、すぐにおなかがぐるぐるぐる・・・・・。
そして、お水を飲むたびに出てしまうので、便意が収まるまで眠れずちょっときつかった・・・。
便意にたたき起こされること数回、就寝できたのはなんど午前1時・・・!
次の日の下剤に備えて早く眠りたかったのですが、お水を飲みすぎたのか、なかなか便意が去ってくれずに大変でした。
しかし、本当の闘いはここからだった・・・・!
▼当日の下剤による腸内洗浄と内視鏡検査については、以下の記事にまとめました。