(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡久しぶりにクレジットカードの話題です。インドネシアでクレジットカードトラブルに巻き込まれた際のまとめを以前記録したのですが、意外とインドネシアにおけるクレジットカード事情に関する情報が少ないようです。
「観光地以外では使えません!」と言い切っているページもあったりして、近年キャッシュレス化が著しく進むインドネシアの実態とインターネット上の情報がかなり乖離している印象を抱きました。そこで今回は【2020年版】と銘打ち、インドネシアのクレジットカード事情、特にどのような場所で使えるのか?という点を主にまとめていきたいと思います。
結論から言いますと、VISA/MASTAR/JCB、この三社による決済はかなり普及しています。お店によって、使えるマークに差はあれど二種類以上のカードを所持していればほぼ困ることはない状況です。
ただし、小さな規模の屋台、お土産屋など少額のやり取りではもちろん現金が主流です。またセキュリティ面などを踏まえて考えるとどんなカードでも安心!とは正直言いきれない状況です。今回は、クレジットカードをインドネシアで安全に使用するための注意点などもまとめます。少し長くなりますが、皆様の安全なインドネシアライフの助けになれば幸いです。
観光地以外でクレジットカードが使えない?2020年のインドネシアのクレジットカード事情!
ある報告書*1には、世界銀行の調査結果が掲載されており、それによればインドネシアのクレジットカード保有率は2016年の時点で2.4%!でした。この調査結果だけを見れば、クレジットカード保有率が低い=クレジットカード決済自体が普及していないと考える方もいるかもしれません。しかし、実際はインドネシアのいたるところでクレジットカード決済が可能であり、またATMを使用したクレジットカードによるキャッシングが可能です。
実は、インドネシアの国民の多くは、クレジットカードではなくデビットカードを使用する傾向にあります。上記の調査によると、デビットカード保有率は30.8%と、クレジットカードに比べてかなり多くの人がデビットカードを保有していることがわかります*2。
日本のクレジットカード普及率が84%*3ということを踏まえると、インドネシアではクレジットカードもデビットカードもあまり普及していないと言えるのかもしれません。ですが、実際にはVISA/MASTARに加え、JCBによる決済方法がかなり普及しているのでこの三社のどれか、できれは二種類以上を保持していれば困ることはないです。
インドネシアでクレジットカードが使用できる場所
インドネシアでは以下のような場所でクレジットカードを使用することができます。
- モール内のお店・レストラン
- コンビニ(KマートやIndmartなど)
- 観光地にあるお土産屋・レストラン・ホテル
- 空港内のお店
- チェーンを展開しているカフェ・レストラン・ホテル
- 単価の高いレストラン・ホテル
個人経営の小売店やレストランでは、手数料が上乗せされる場合があります。その場合は、「手数料がかかりますけどよろしいでしょうか。」と確認が入ることが多いですが、念のため、領収証は良く確認しましょう。
インドネシアルピアは、ゼロの数が多く、桁数を見間違えることもあります。決済ボタンを押す前に確認を怠らないようにしましょう。
▼数年滞在していてもぼーっとしていると間違えます。
インドネシアでクレジットカードが使用できない場所
インドネシアでは、少額をやり取りすることが前提の小さなお土産屋さんや市場などではクレジットカードが使えません。日本でも同様に小売店などではなかなか使えないと思いますが、手数料や連携するための機械などが、日々の取引と比べたときに相対的に高価すぎるためです。
こうした場所では、大きなお金(Rp.100,000最高額紙幣)なども、お釣りがないために使用できないことが多いので注意が必要です。
また意外な盲点となるのが、郵便局です。日本へ国際郵便などを送る場合、かなり高額な支払いが発生するのですが、郵便局ではクレジットカードを使用できません。現金を調達する必要があります。
現金を調達するにはATMでのキャッシングが使えますが、少額紙幣を引き出すように心がけると何かと便利です。
▼以下では日本のクレジットカードを使用してインドネシアのATMで海外キャッシングをする方法をまとめています。
インドネシアで使用するためにオススメできるクレジットカード
インドネシアを含めた海外では、日本ではありえないようなトラブルに巻き込まれることがあります。現地では言葉や習慣に加え、機械トラブルなどに対する対応も、日本で期待されるそれとは大きく異なります。
▼この記事では実際に私がインドネシアで巻き込まれたクレジットカードに関するトラブルをまとめました。本当に何度振り回され、青ざめたことか!
そうしたことを踏まえた結果、以下が、私の考える海外旅行・滞在に持っていくべきクレジットカードの三ヶ条となりました。
海外旅行・滞在に持っていくべきカードの三ヶ条
- トラブル時の対応が迅速・丁寧
- 強固なセキュリティ・不正使用対策
- 海外旅行保険が付帯
オススメの一枚は、エポスカード!
インドネシアで使用するためにオススメできるクレジットカードは、ずばり、エポスカードです。私はこれまで五年以上インドネシアでエポスカードを使い倒してきました。以下では、私が感じたエポスカードのメリット・デメリットをまとめたいと思います。
メリット①カスタマーサービスセンターの対応が迅速
まず、旅にトラブルはつきものです。本当にカードが止められたり、スキミングされるという被害にあう方もいます。そのため、クレジットカードを海外で利用しようと考えているなら、カスタマーサービスセンターに繋がりやすい、対応が迅速で丁寧なクレジットカード会社を選ぶ必要があります。
エポスカードは、海外からの問い合わせにも迅速に丁寧に対応してくれます。問い合わせの電話も比較的繋がりやすく、カスタマーサービス内でトラブルの情報共有をしてくれているので、かけなおした際にも一から説明しなおす必要がなくスムーズに対応がされます。
メリット②不正使用などへのセキュリティ対策・保障
さらに、不正使用への対応などセキュリティ・保障の面もしっかりチェックしておく必要があります。繰り返しになりますが、海外でクレジットカードを使用するとスキミングなどの被害にも遭いやすくなります。ATMは銀行近くのセキュリティが常時待機している場所を選んで使用するなど、自分で警戒する必要もありますが、ネットでの不正使用などは防ぎようがなかったりもします。
エポスカードでは、使用毎に指定したメールアドレスに使用料金(円換算)を通知するサービスや不正な使用を感知して自動的にロックする対策をとっています(SMSで解除・カスタマーサービスセンターで解除可能)。
実は、使用毎にお知らせメールを送信してくれるサービスは現在のところエポスカードと楽天カードのみが行っているようです。このお知らせメールは使用者側にとっても安心材料となるのでとてもありがたいです。
メリット③海外旅行保険が付帯
次に海外旅行・滞在にクレジットカードを持っていくメリットの一つとして、海外旅行保険が挙げられます。特に短期の滞在ではクレジットカードの保険だけをお守り代わりにするという方もいるようです。私は、短期滞在でも掛け捨ての保険に入っていくことをお勧めしますが、全くなんの保険もつけずに海外に出るよりはいいです。
私の所持しているエポスカードの海外旅行傷害保険は90日間の保証が、エポスカードを持ってくだけで自動的に付帯します。引き受け保険会社は、三井住友海上火災保険株式会社です。携行品損害もついているので、旅行中に盗難にあったり破損した場合も、保証してもらえる可能性があります*4。
デメリット①セキュリティが固すぎて止まる
海外生活において、海外のインターネットショッピングなどを利用することもあるかと思います。そんな場合に、少し不便だと感じたのが、エポスカードのセキュリティの固さ!
トラベロカというインドネシア発祥のオンライントラベルエージェント(航空券・ホテルなどの手配・決済サイト)を使用した際に、毎回のように止まってしまった時は少し不便に感じました。実は日本国内での使用であれば登録されている日本の電話番号にSMSが送信され、本人確認が済むと決済が可能になるというサービスを行っているのですが、海外在住だとこのSMSを受信することができないのです。
しかし、そんな時はカスタマーセンターに連絡し、直接セキュリティを解除してもらうことができます。少し、手間ではありますが、これも不正使用を防ぐためには仕方のないこと・・・クレジットカード不正使用の半数以上がインターネットを経由しての決済だと言われていますので、このセキュリティの固さこそがメリットともいえるのかもしれません。(ちなみに友人はバリで数回使っただけで、不正使用されカード会社から連絡が来たそうです・・・。)
ちなみに私はこの5年間エポスカードをインドネシア各地で使い倒していますが、一度も不正使用の被害にあったことはありません。
デメリット②ポイント還元率が低い・・・?
エポスカードの基本的なポイント還元率は0.5%、200円の決済につき1ポイント(1円として使用可)です。そのため、高還元率謳うカード(1ポイント/100円、1%還元)等と比較した場合、基本的な還元率は低いと言えます。
日本国内で使用する場合は、優待や特典などを使用してポイント還元率を上げることもできます。しかし、海外ではそうした特典などもなかなか得ることができません(たまに海外利用キャンペーンなどを実施しています)。
しかし、実はゴールドカードを持つことによって年間100万円の決済を行うと、ポイント還元率を1.5%にすることが可能です。ゴールドカードには、年間ボーナスポイントという制度があり、100万円を使用すると1万ポイントが付与されるからです!!(50万円以上であれば2500ポイントが付与)
年会費無料のエポスカードを使い続けるとゴールドカードのインビテーションが届き、年会費無料でゴールドカードを持つことができるというのもとても魅力的です。
はじめからポイント還元率を上げたいという人は、ゴールドカードに申し込むこともできます。ちなみにゴールドカードの年会費は年間50万以上の決済をするとその後永年無料になります。
エポスカードは、海外旅行・滞在に最適で、年会費無料
カードを作成した当時は、日本国内でも多種多様な優待制度が使用できる!年会費無料!の二点に惹かれたわけですが、私が想像した以上のサービスを提供し、私の生活を支えてくれることとなりました。正直、このようなサービスが年会費無料で受けられるので、持たない手はありません!優待制度はここで紹介しきれないほど豊富(時期により変動あり)なので、以下の公式リンクよりご確認ください。
複数の現金調達手段・決済手段を持つべき
また、クレジットカードなど現金調達手段は、複数確保しておくことをお勧めします。複数の手段を持つということは、リスクの分散になります。
クレジットカードは最低一枚、プリペイド式のカードを一枚、現地の銀行口座のキャッシュカードがあると完璧です。短期間の滞在であれば、クレジットカードを二枚、もしくはクレジットカードとプリペイド式のカードを一枚持っていると安心です。
ちなみに私は、デビットカードを持っていましたが結局怖くて一度も使わず年会費だけ支払っている状況でした。なぜならデビットカードは口座から直接引き落とされてしまうことに加え、不正使用時の補償が聞かない場合が多く、不正利用時の損害が非常に大きくリスクがあるからです。その後、デビットカードは解約しました。
どうしてもクレジットカードを持つのが怖い!という人は、プリペイド式のカードなどもあります。
まとめ
- インドネシアではクレジットカード決済が普及しつつある
- 市場や小売店などでは使えないが、おそらくそれは日本でも同様の現象が起きている(手数料や機器導入のための費用の問題)
- 手数料を上乗せされることも多い
- 不正使用されないように自己防衛も必要
- まず1枚目に持つなら
エポスカードがおすすめ
- どうしてもクレジットカードが嫌な人は
Visaトラベルプリペイドカード「MoneyT Global」などもおすすめ(使用できる場所が限られる場合もある)
以上、最新、2020年のインドネシアのクレジットカード事情とオススメのクレジットカードについてのまとめでした!よきインドネシアンライフを!
▼インドネシアで実際にクレジットカードを利用した体験談などは以下にまとめています。
▼年会費無料・海外旅行保険付き・セキュリティ万全(利用通知メールやセキュリティロック)・海外キャッシング手数料もお得なパーフェクトカード、今なら2000円分のポイントももらえるのでぜひ検討してみてください。
*1:https://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/rim/pdf/10627.pdf
*2:しかし2020年現在、インドネシアを含め多くの東南アジア諸国でキャッシュレス決済が普及していることは、現地にお住まいの方なら非常によく実感されていることと思います。それは、上記報告書にもあるようにカードも口座も必要ない、携帯電話によるQRコード決済が普及し始めたためです。
*3:https://www.global.jcb/ja/press/news_file/file/report2018.pdf